～お金の知識で暮らしを豊かに ～Money Journal vol.10

3月は配当金や株主優待を実施している企業が多いため、その権利を獲得するために株式投資を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。日本の大企業の場合は、半数以上が3月決算になります。配当金を出している3月決算企業の3月末日の株主名簿に記載された株主は企業から配当金を受け取ることができます。（企業の方針によって、配当を出していない企業もあります。）
 
上場している企業の年間配当利回りは平均で約2％程度ですが、高配当銘柄と呼ばれる企業については、3％以上の配当金を長年にわたり毎年継続配当しています。仮に株価が購入時から横ばいであったとしても、10年間高配当銘柄を保有し続けていた場合は、受け取った配当金だけで約30％のリターンがあったということになります。また、企業によっては配当金に合わせて、株主優待を実施している企業もあります。配当や株主優待のトータルでの利回りが高い企業を軸に投資戦略を考える方もいます。特に長期間の投資においては、配当利回りや優待利回りは重要なポイントになってきますので、是非、リサーチしてみてください。
 
ただし、将来の配当金や株主優待は約束されたものではありません。可能であれば、興味を持った企業のサービスや商品を利用してみたり、競合他社との違いを調べてみたり、業界の特徴などをある程度把握した上で投資を検討してみると良いと思います。