お金の知識で暮らしを豊かに Money Journal vol2
長期的な視点で考える投資のはじめかた
長年続く低金利や進むインフレなどで将来に不安を感じて、ここ数年で投資に興味を持つ人は増えてきています。
投資を始める際の重要なポイントは、長期的な視点を持って運用することです。金融商品の価格は上がったり下がったりを繰り返します。近年でもコロナウイルスの流行やロシアウクライナ問題の影響によって、金融商品は乱高下しています。一方で、上がり続けることも、下がり続けることもありません。投資は、長い目で見て利益が出たら売却するという心の余裕が必要です。
毎月決まった金額を少しずつ投資していけば、価格に一喜一憂せずに投資することができます。「定期的」に「一定額」を積立投資すると、その時の株価に応じて「一定額」の範囲内で買える分の株を購入することになります。したがって、株価が安いときは多く、株価が高いときは少ない株数を購入することになり、結果として1株当たりの購入価格は平均化されます。
例えば、100万円の投資をする場合、一度に100万円を投資するのではなく、購入するタイミングを10回に分けて、10万円ずつ投資することを推奨します。一攫千金を狙うのではなく、堅実な運用が、不透明な現代を安心して過ごすための大切なポイントです。