～お金の知識で暮らしを豊かに ～Money Journal vol.11

銀行や証券会社から「投資信託」と呼ばれる商品を紹介されて、購入する方は年々増えてきています。しかし、投資信託のシステムなどについて正確に理解している方は非常に少なく、勧められるがまま購入してしまっていることが多くあります。まずは簡単な説明から始めましょう。
　投資信託とは、投資の運用を自身で行わずに、運用会社におまかせをするという形式の金融商品のこと。運用のプロにおまかせするのだから、運用成績も良いだろうと期待する人が多いのですが、実は運用成績がマイナスになっている投資信託は数多く存在しています。現在、日本には約６０００種類もの投資信託があり、その数は年を追うごとに増え続けているのです。これだけ数が多くなると、どの商品にするか、選ぶのにもひと苦労しますよね。そこで今回は、ビギナーが投資信託を選ぶ際に考えなければならない最重要ポイントをお伝えします。
　それは【コストが低いものを選ぶこと】です。残念ながら、銀行や証券会社の窓口で推奨される投資信託は、購入手数料や運用管理費用などがかかるため、コストが高い商品がほとんどになります。したがって、推奨されるものをそのまま購入する際は、注意が必要です。将来の運用成績を予測するのは難しいですが、コストを比較することは簡単。まずはコストが低い投資信託の中から、商品を選ぶ意識を持つように心がけましょう。