お金の知識で暮らしを豊かに Money Journal vol5
NISA(ニーサ)制度について
今月は一般NISA制度とつみたてNISA制度についてお伝えしていこうと思います。 NISAという言葉は聞いたことがある方が多いと思いますが、NISAには種類があり、少し複雑です。まずはそれぞれのNISAの特徴を理解しておきましょう。
①一般NISAとは
2014年1月にスタートした個人投資家のための税制優遇制度です。NISAでは毎年120万円の非課税投資枠が設定され、株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。2024年以降は2階建ての制度変更になります。 1階部分はつみたてNISAと同様の、積立・分散投資に適した一定の公募株式投資信託等が投資対象で、年間の投資上限額は20万円です。2階部分は上場株式・公募株式投資信託等が投資対象となり、年間の投資上限額は102万円です。原則として、2階の非課税枠を利用するためには1階での積立投資を行う必要があります。
②つみたてNISAとは
特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。購入できる金額は年間40万円まで、購入方法は累積投資契約に基づく買付けに限られており、非課税期間は20年間であるほか、購入可能な商品は、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託に限られています。
上記の一般NISAとつみたてNISAに加えて、ジュニアNISAという制度もありますので、気になる方は証券会社へ問い合わせしてみてください。