多角的に 若い世代を支える のうか不動産 代表 苗加充彦さん | Favo石川版
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金沢市 もりの里

24 のうか不動産 もりの里店/本社

若者に第二の故郷と思ってもらえる町に

暮らしの時間をつくる不動産業の挑戦

 もりの里を歩いていると、そこかしこで緑の豆マークが視界に入ってきます。「日本一マメな不動産屋」で知られる『のうか不動産』。同社はこの町に本社を構え、地域物件の7〜8割を管理しているという驚きのシェア率です。しかし同社の代表・苗加充彦さんが着目しているのは「部屋」だけではなく「暮らしの時間」だといいます。現在のもりの里店の主な利用者は、金沢大学の学生を中心とした若年層です。15年ほど前に社名を平仮名表記に変え、斬新なコピーの看板で知名度は一気に上昇。その後、学生入居者向けのサービスを充実させてきました。通学用の無料バスの運行や、朝食無料のカフェ運営、近年では食事付物件の普及まで。もはや不動産業の枠を超えた展開だと言えますが、新たな取り組みにはコストとリスクが伴うのは世の常です。しかし苗加さんは「私はやらない後悔が一番嫌いなんです」と何度も口にします。「失敗した事業もたくさんあります。飲食店や結婚式場を経営したこともありましたが、それぞれに多くの学びがありました。ピンときたものに飛び込まないという選択肢はないんです」。挑戦を選び続ける姿勢こそが、同社の原動力です。

もりの里店内に設置された「のうか神社」。学問の神様・菅原道真公を祀る金澤神社と連携し、受験生の合格を祈願する。

現在の名刺(左)と、昔の漢字表記時代の名刺(右)。ロゴマークを考える際、デザイナーに自身の仕事内容を話すと「苗加さん、マメな仕事してますね」と驚かれたことから、豆マークのシンボルマークが採用された。

人が集まる「場」から新しい価値観を知る

 社員は約100名、平均年齢は35歳と若く、社内イベントや食事会も多いといいます。交流の場から事業のヒントが生まれることも少なくありません。「近年若者には〝飲みニケーション〟は敬遠されると聞きますが、うちはむしろ逆行していてそういった『場』を大事にしています。今では社内だけにとどまらず入居者さんを巻き込んだ『場づくり』が事業の一つでもあるんです」。自身とは異なる世代と気軽にふれあうことで、若者の感覚を掴み、時代の流れを読む。その結果、入居者の確かな満足につながっています。それが自然にできるのは、多様な価値観を受け入れようとする苗加さん自身の姿勢にあるのかもしれません。「社会にはいろんな人がいるし、いていい」。年齢や国籍に限らず多様な人材の雇用を推進し、企業としてもLGBTフレンドリー宣言を掲げています。現代において、誰もが安心して暮らせる環境や意識づくりが目標です。入居者から社員になる人も多い同社。それは苗加さんが描く社会像への思いが、事業を通して利用者に伝わり、共感を呼んでいる証なのかもしれません。
最近の趣味はもっぱら浅野川沿いの散歩。地域の変化とたくさんの豆マークを眺めながら思うのは、町の未来についてです。「学生時代に過ごした町は、その場所を離れても第二のふるさとになります。そう思ってもらえるような町づくりを、私たちの領域から支えていけたらと考えています」。

入居者専用の通学用無料シャトルバス「マメバス」。バスの運行には車両代とは別にガソリン代や運転手の人件費などで年間2,000万円近くのコストがかかるが「まぁ、マイナスにならなければいいでしょ」と笑い、どこ吹く風の苗加さん。

金沢市 もりの里

のうか不動産 もりの里店/本社

店舗情報
店名
のうか不動産 もりの里店/本社
住所
金沢市もりの里2丁目21番地
電話番号
076-222-7711
営業時間
10:00~18:00
定休日
年末年始のみ
Instagram
@nokafudosan

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